2018年10月15日月曜日

戦後…


戦争経験者の方々…大体、私たちの親の世代の人たちでしょうか…彼らの口癖は「子供達に同じ苦しみを味合わせたくない」でした。
多くの方からこの言葉を聞きました。
「苦しみ」という言葉が、「辛い思い」という言葉の時もありました。
苦しくない暮らし、辛くない暮らしというのはどんな暮らしなのでしょうか?

苦しいことというのは、辛いことというのは、どういうことでしょう?

戦争経験者の方々の辛い思いといのは、戦争の体験のことだと思います。
その体験とは、どんなものだったのでしょう。
火事の中を逃げ惑う。食べ物もなく何日も何も食べられなかった。生きるか死ぬか…死ぬかもしれないという体験のことなのではないでしょうか。
しかし、そのような体験が、バネになり、日本の高度経済成長を成し遂げたのも事実なのではないでしょうか?
あの時のことを思えば…と言って頑張ってきた結果の高度経済成長だったように思います。

死ぬような体験、特に戦争の体験をさせてはいけません。
しかし、苦しい体験をバネに生きて行く事も悪いことではない。
ということなのではないでしょうか。

戦争経験者の方々がこんな辛い思いをさせたくないという辛い思いといううのは、戦争の体験や、死ぬような体験をさせたくないということであったのではないでしょうか。
しかし、いつか…
辛い体験をさせたくない…が
辛くない暮らしをさせてあげたい…となり
楽な暮らしをさせたい…であり
働かなくてもいい暮らし…になってしまってはいないでしょうか?

私たちは、もっと、戦争をしないということに重きを置き、戦争体験ではなく、教育的に準備された辛い体験をすることが必要なのではないでしょうか?

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