2018年10月8日月曜日

『朝のラジオ体操始まる』




今回のお話は国際自然大学校の機関誌『OUTFITTER』雑記帳20178月号に掲載した雑記帳の再掲載です。
ただし、20181008日に加筆しました。

夏休みが始まりましたね。
国際自然大学校は、キャンプキャンプで、毎日子供たちと太陽の下、走りまわる日々が続きます。
私は、いつも通りの暮らしを続け、朝のテレビ体操を部屋でしていました。
すると、ラジオ体操の音が、少し遅れて聞こえてきます。
近くの公園で、子供たちの朝のラジオ体操が始まったのです。
懐かしいな~。
あの、ハンコウを押してもらうカードを首から下げているのかな?
最終日には、何かご褒美がもらえるのかな?
そういえば…何日ぐらいするのだろう?…私が小学校の時は…あれ、夏休み中、していたのだっけ? 思い出せないです。でもご褒美の鉛筆とか目指して通ったような気がします。
おりしも、その日の夜、朝のラジオ体操の音がうるさいから、ほかでやってくれという苦情が出たと、ニュースが伝えていました。
苦情を言った人も、朝のラジオ体操は良い習慣なので、やめろとは言わない。しかし私は仕事の関係で、その時間ちゃんと寝ていたい。だから、近くの公園とかに場所を移してもらえないか…というものでした。
生活のリズムが違う人が、一つの地域に住んでいるので、どちらが悪いということはできないように思いました。
昔は、みんな同じような生活のリズムで暮らしていた。だから、そのリズムの中に無理なく朝のラジオ体操も組み込まれたのでしょう。そのリズムというのは、朝日が昇ると起きて陽が沈むと眠るという、ごくごく自然なリズムでした。
そう考えると、不自然なリズムで暮らしている人が多くなってきているのかもしれません。

色々なリズムで暮らしている人がいるのだから、その中で、お互いが折り合あって生きていくのは難しいですね。
人と人の住んでいる間隔をあけるとか、公共の場所を広くとるといった住環境の整備もしなくてはいけないのかもしれません。
その整備は生活様式の変化に完全に追いついていませんね。
これは行政の仕事かもしれません。

私たち教育の仕事は何でしょう。
生きていくのにできるだけ自然のリズムで生きていく暮らし方をしましょう。
そんなリズムで暮らすのが、隣人にも、地球にも優しい暮らしになるということを教えていき、みんなが、基本的生活スタイルとして自然なリズムで暮らすことを目指すよう伝えていくことなのかもしれません。


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